マカダミアナッツオイルを使用する時に注意が必要なのは、愛犬や愛猫といった動物家族と一緒にいる時です。マカダミアナッツオイルをペロペロとなめてしまうと中毒を引き起こしてしまう可能性があります。
これは、マカダミアナッツに含まれている「ペニトリウムA」という成分が原因です。マカダミアナッツに含まれているということは、マカダミアナッツオイルも同様で、人にとって良い健康オイルでも、犬や猫には死に至らしめる猛毒でもあります。
マカダミアナッツだけでなく、他のナッツ類でも同様です。
マカダミアナッツの産地ではしばしば起こる事故
マカダミアナッツオイルの産地であるハワイやオーストラリアなどでは、マカダミアの木が頻繁に存在しており、犬や猫の死亡事故も報告されています。また、簡単に入手できるため、誤って与えてしまう飼い主もいるとか。
マカダミアナッツに含まれる中毒成分はわかっていないそうです。食べた途端急性症状がでるため、飼い主は混乱してしまい、パニックに陥ります。冷静に対処できるようにしましょう。
犬や猫が食べてしまうと、運動失調や脚の麻痺し、機能不全に陥ってしまう可能性も否めません。調子がおかしいと思ったら動物病院へ連れて行ってあげてください。
致死量もあらかじめ知っておこう。オイルをがぶ飲みしなければ大丈夫?
マカダミアナッツは、犬や猫にとってどれくらい摂取してしまうと致死量になってしまうのでしょうか。体重1kgあたり2.4gのマカダミアナッツで運動失調や不全麻痺の症状がでます。1kgあたり20gの摂取で、生命の危険に瀕します。摂取後48時間以内に獣医による適切な処置をしてください。
マカダミアナッツオイルの場合、動物において生命の危険がさらされる成分がどれくらい入っているかはわかりません。しかし、ナッツ以上に濃度は高くなっている可能性があるため、ちょっとした量でも気にする必要があります。
マカダミアナッツだけでなく、他のナッツ類もNG
犬や猫において、マカダミアナッツだけでなく、他のナッツ類も中毒性を引き起こします。そのため、マカダミアナッツオイルだけでなく、他のナッツ系のオイルも繊細に扱う必要があります。
ナッツによっては、マカダミアナッツ以上に、重篤な症状があらわれることもあります。少量だったとしても痙攣や死に至る可能性もあるので、犬や猫が誤って食べてしまわないようにすることと、手の届きやすいところに置かないという重要です。
犬猫がナッツ類を食べてしまった時の応急処置
犬や猫がナッツ類を誤って食べてしまった時に応急処置はしておきたいと考えますよね。しかし動物は人間の対処法とは違うため、素人判断で何かを行うのは危険です。動物病院に電話し、獣医のもと、適切な応急処置を求めてください。
獣医師が的確な判断を下す必要があるため、正しい説明をする必要があります。何を食べたのか、どういった経路で摂取したのかは、冷静に把握しておきましょう。
動物病院に行く時に、食べたもののパッケージやナッツそのものを持っていくと良いです。あらかじめ、食べてはいけないものを知っておき、未然に防ぐことが重要です。
まとめ
マカダミアナッツは、犬や猫にとって中毒を引き起こす物質が入っています。詳しい成分はわかっていないこともあります。マカダミアナッツオイルも犬や猫にとって、厳禁ですので気をつけてください。マカダミアナッツだけでなく、他のナッツ類も同様です。
誤って摂取してしまった場合は、動物病院に連絡し、適切な処置を求めましょう。その後、原因となったパッケージやナッツを持っていき、正しく説明してください。
正しい知識を身につけ、未然に防ぐようにしましょう。
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