マカダミアナッツオイルを料理に利用する際、どのように活用したら良いのか悩みますね。前回は天ぷらや揚げ物の油として、贅沢に利用する方法を紹介しました。今回は、揚げ物以外でマカダミアナッツオイルを美味しく食べるレシピを紹介します。
簡単なものから、手の混んだものまで様々です。しかし、マカダミアナッツオイルを活用することで、料理の質は格段に上がります。風味も美味しく、嫌な香りもしない。保存も期間も長く、常温の陽の当たらない場所なら、2人近く持ちます(未開封品のみ)。
使い勝手のいいマカダミアナッツオイルの難点を挙げるとしたら、普通の安い油みたいに、たっぷり使うことに躊躇してしまうことくらいです。健康への投資と考えれば安いし、それに慣れてきたら自然に健康的な身体を手に入れているでしょう。
スイートポテト、ルッコラとマカダミアディップ
材料
皮をむいたスイートポテト・・・1kg
軽く焼かれた無塩マカダミアナッツ・・・50g
ルッコラ(洗って乾かした状態)・・・50g
マカダミアミルク・・・60ml
マカダミアナッツオイル・・・少量
レシピ作り方
スイートポテトを火が通るくらいまで蒸します。マカダミアナッツオイルで全体的にかけ味付けます。その後、やわらかくなるまで150℃で焼く。
マカダミアナッツとルッコラをフードプロセッサーに入れ、粒が残るくらい粗目に混ぜ合わせる。スイートポテトとマカダミアミルクを加えて、全体的になじませて完成です。
マカダミアナッツは、無塩のものを使うと良いですが、風味を複雑にしたい場合は、塩味や別の味がついたマカダミアナッツを利用してもおいいくいただくことができます。
カリフラワーとマカダミアスープ
材料
マカダミアナッツオイル・・・20m
細くサイコロ状にした玉ねぎ・・・1個
砕いたニンニク・・・2片
小房毎に切ったカリフラワー・・・1つ
軽く焼いた無塩マカダミアナッツ・・・50g
マカダミアナッツミルク・・・1リットル
レシピ/作り方
鍋にマカダミアナッツオイルを入れて温めます。それに、玉ねぎとニンニクを加えて、透明になるまで炒めます。
マカダミアナッツとカリフラワーを追加し、さらに5分間炒めます。マカダミアミルクを加え、味付けをします。沸騰するまでそのままにし、沸騰したら火を弱めて15~20分、目安としてカリフラワーがやわらかくなるまで、とろとろ煮込みます。
カリフラワーがやわららかくなったら、ゆっくり冷まし、スムーズになるまでかき混ぜます。完成ですが、お好みで調味料を使い、味を整えましょう。
チキンとマカダミアカレー
材料
マカダミアナッツオイル・・・50ml
サイコロ状にした鶏もも肉(鶏皮は外す)・・・1.5kg
細かくサイコロ状にした玉ねぎ・・・1つ
砕いたニンニク・・・2片
すりおろした生姜・・・小さじ1
ウコン(ターメリックパウダー)・・・小さじ半分
クミン・・・小さじ半分
コリアンダー・・・小さじ半分
チリペッパー・・・少量(ひとつまみ程度)
コリアンダー(付合わせに利用)・・・適量
レシピ/作り方
マカダミアナッツオイルを大きな鍋または中華鍋に入れて加熱します。玉ねぎ、ニンニク、生姜をやわらかくなるまでソテーします。スパイスを入れ、香ばしいにおいが出るまで炒めます。サイコロ状に切った鶏肉を入れ、5分間かき混ぜる。マカダミアミルクを加え沸騰させ、火を弱めとろとろ煮てください。
できあがったら、火を止めて、細かな味付けします。あとは、ごはんを盛りつけ。コリアンダーで飾りづけをする。
マカダミア・オレンジバタースコッチケーキ
材料
【ケーキ】
卵・・・2個
ふるった小麦粉・・・320g
ベーキングパウダー・・・小さじ2
塩・・・ひとつまみ程度
ブラウンシュガー・・・192g
上白糖・・・32g
マカダミアミルク・・・190ml
マカダミアナッツオイル・・・180ml
バニラエッセンス・・・小さじ2
オレンジピール・・・適量(小片)
無塩マカダミアナッツ・・・50g
【マカダミアムース】
粉末ゼラチン・・・小さじ1
水・・・大さじ1
上白糖・・・64g
トウモロコシ粉・・・大さじ2
卵・・・2個
卵黄と卵白・・・卵2個分
マカダミアミルク・・・240ml
オレンジリキュール・・・59ml
クリーム・・・240ml
【バタースコッチソース】
バタ-・・・大さじ4
ブラウンシュガー・・・128g
オレンジ・・・半分(絞ってジュースにします)
クリーム・・・180ml
レシピ/作り方
【ケーキ】
卵を卵黄と卵白に分けます。卵白を中ぐらいのボールに入れ、卵黄を小さいボールに入れます。常温で20分間ほど置いておきます。
オーブンを180度の余熱に温めておきます。20cmのケーキ型に線を入れます。ふるった小麦粉、ベーキングパウダー、塩を一緒に大きなボールに入れます。ブランシュガーを加え混ぜ、置いておく。
卵白を電動ミキサーでホイップします。やわらかい角が立つまで泡立ててください。泡立てながら、ゆっくりと砂糖を入れる。その後、しっかりとした角がたつまで泡立てる。卵黄、マカダミアミルク、マカダミアナッツオイル、オレンジピール適量、バニラを小麦粉に加え、混ぜ合わせます。
メレンゲを小麦粉のボールへ1/3ずつ入れて混ぜます。混ぜるコツは切るようなイメージで混ぜると良いです。準備しておいたケーキ型に入れ、40分程度、または、爪楊枝を刺しても、なにもついていない状態になるまで焼く。焼き上がったら、冷まします。
【マカダミアムース】
ボールに入れたゼラチンを水に5分程度つけて、戻しておく。別のボールでトウモロコシ粉と半分の量の砂糖を混ぜます。全卵と卵黄を加え泡立てます。
マカダミアミルクとオレンジリキュールを混ぜ合わせ、鍋で沸騰するまで火にかけます。火からはなし、ゼラチンを加えて完全に溶けるまで混ぜる。
ボールに移し1時間または、カスタードが冷え固まりきる前まで冷蔵庫で冷やします。さらに別のボールで卵白をやわらかい角がたつまで泡立てておく。ゆっくりと混ぜていき、角がたつまで泡立てる。横に置いておく。別のボールでクリーム(生クリームのことかと)をやわらかい角がたつまで泡立てます。
マカダミアミルクの中に、ホイップクリームとメレンゲを丁寧に入れ、冷蔵庫で約2時間冷やします。
【バタースコッチソース】
鍋にバターを入れて中火で溶かす。ブラウンシュガーとオレンジジュースを加える。ときどきかき混ぜながら砂糖が溶け、泡が出てくるまで混ぜる。おおよそ目安の時間は5分程度です。
火から鍋を離し、クリームを入れる。混ざり合うまでかき混ぜる。鍋を弱火にかけ、かき混ぜずに10分間、少し硬くなるまで放置。火を消してバニラを加える。
大きなお皿にケーキのベースを置き、マカダミアムースをベースにかける、冷蔵庫で1時間半寝かせる。その後、バタースコッチソースをマカダミアムースの上にかけて完成です。
まとめ
マカダミアナッツオイルを使用した、料理のレシピは幅広く、油をそのままサラダにかけ、ドレッシングとして利用するのも良いですし、マカダミアミルクと併用すると、味も馴染みます。
今回紹介したレシピで活用すべき、マカダミアシリーズは、オーストラリア産のSuncoast社のものを使うことで、美味しく再現できるかと思います。
マカダミアナッツオイルだけでなく、マカダミアミルクや定番とも言える、マカダミアナッツも揃えています。素朴な無塩のマカダミアナッツを料理に使うことで、味を数倍まで引き上げられるかと思います。
普段料理をしないからといって、諦めるのではなく、新しい発見のためにレシピを活用してください。
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